「女の勘よ」というセリフとともに、相手の本心を見抜くということがドラマや映画などで多く見受けられます。
男で勘が許されるのは刑事など専門職でもベテランの人々だけ。歴戦のツワモノが苦労の末に勝ち取ったスキルを、なぜ女性は生まれながらにして持っているのでしょうか?
そんなことを考えていると、数々の恋愛番組を手掛けたベテラン放送作家(通称・先生)が暇そう歩いてきました。これは「おれに質問してもいいんだぞ」というアピール。長い付き合いですので勘でわかります。
案の定、死ぬほど暇だという先生。
フランスの解剖学者デュヴァルが書いた論文『芸術家のための解剖学』の話を始めました。
「人間の顔には100以上もの様々な筋肉が潜んでおり、実に複雑、精妙、見事な動きをする」話し続ける先生の表情は確かに様々な筋肉を駆使しています。
人は顔の筋肉で多様な表情を見せるのですが、表情を読み取る力は女性の方が上手だと言います。
その理由は男女によって脳梁(のうりょう)という部分の能力が異なるから。
脳梁(のうりょう)は左右の脳を繋ぐ橋の様な役割をしているのですが、これが女性の方が太いのです。
すると左右の脳の情報交換が密に行われ、視覚系中枢(右)と言語機能を司る場所(左)を結んで、「見る」ことと「感じる」という作業がキメ細かく、スピーディーに行われるというわけ。
つまり、女性は表情を見ただけで何を考えているかわかる。これが女の勘の正体だと言います。
男性は対人スキルにおいて圧倒的劣勢。
しかし、女の勘という武器は持っていても、本心を隠すと言ったディフェンス部分は付け入る隙があるんじゃないんでしょうか。
すると先生は「バカだな~」という、あからさまな表情をたっぷりと見せつけてきました。
アメリカの心理学者エクスタインによると、嘘をついた時の視線の動きには決定的な男女差があり、男性の場合は嘘をつくと通常より相手を見つめる時間が短くなるそうです。
反対に女性は嘘をつくと相手を見つめる時間が長くなるです。
言い換えれば、女性は相手の目をしっかり見ながら嘘をつけるということ。
男性諸君、女性に隙はありませんでした。
これは如何に先生と言えども、心の探り合いでは女性には敵わないでしょう。
そんなことを言うと、「いや、俺はずっと女心を振り回してきたから」と、目をそらさずに言ってきました。
心なしか表情が引きつっていたように見えましたが、きっと気のせいでしょう。
記事
向山佳綱 ホンネストより転載
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